「懲罰の天使」或いは「処罰の天使」と呼ばれる。ドゥマ、クシエル、ラハティエル、ショフティエル、マキエル、キトリエル、プルエル、プシエルのうちの7名で構成される。彼ら懲罰の天使は、神の御名において必要とされる「災厄」をもたらすべく活動する。

しかし、その苛烈を極める罰の内容から、懲罰の天使は「地獄の貴族」として有力な堕天使としてもその名を連ねている。(ここでいう地獄の貴族とは、元は天使9階級に出自を持つ闇に堕ちた天使である。彼らは力に溺れ、過度の驕りと傲慢な意思により堕天した。また、天界において高い地位にあった者ほど、より深く堕ちたようだ。)

ドゥマ/Dumah
ゾーハルでは「死の沈黙」の天使として伝えられる。過去エジプトの守護者であったようだ。彼がその任を帯びていたときに、ヘブライ人がエジプトから逃れたかの有名なエピソードが起きた。また、ゲヘナ(地獄)のデーモンロード全ての首領である。

クシエル/Kuciel
「神の厳正なるもの」であるクシエルは、その象徴に炎に包まれた鞭を持ち、国家を罰する任を負う。クシエルはその炎の鞭で国家に懲罰を与え、戒める役割を果たしていく。クシエルはその任務に相応しく非常に厳格で攻撃的な性格をしていたらしい。

ラハティエル 死の門を管理する「燃え上がる者」
ショフティエル 死の影の王にして神の裁判官
マキエル 「神の疫病」
キトリエル 「神の答」
プルエル 魂を監督する無慈悲で激しい天使

懲罰の天使/Angels of Punishment